鎚起銅器 (Hand-hammered Copper-ware)の鍋づくり

鎚起銅器職人の大橋保隆さんの『鎚起銅器 (Hand-hammered Copper-ware)の鍋づくり教室』に参加させていただきました。

朝10時に平らな銅板を渡された時には、どうなることかと思いましたが、叩いて、叩いて、少し考えて、また叩いて・・・。
夕方16時には美しい銅鍋に仕上がっていました。

ただただ叩くという単純な動作です。道具の使い方についての説明はありますが、具体的にどうすれば鍋の形になるのかという方法は教えてくれません。「これが正しい」という正解はないので自分が作りたい、使ってみたい鍋の形を頭に描きながら作業を続けます。

段々と、銅が「そうそう、そこだよ!」と手を導くように伝わる振動や、明らかに心地よい音を出す箇所があることに気づきます。身体で感じながら作業を進めていきます。


すぐに答えの出てこない楽しさを実感した日曜日。

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帰り道。出湯温泉から流れるお水で洗います。美しくてみとれてしまいます。

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何を作ろうかな?

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