いよいよ! 第17回「福島潟自然文化祭」

明日は、第17回「福島潟自然文化祭」が開催されます♪
延べ2万人の来場者がある、福島潟では最大のイベントです。
当日は全館無料となります。
9時〜20時30分まで、いろ〜んなイベントが福島潟の至る場所で行われます。


車を停めるスペースには限りがありますので、豊栄駅・北区文化会館・豊栄体育館・ビュー福島潟をつないで走るシャトルバス(無料/15分おき)をご利用下さい。


イベントの詳細はこちらでご確認ください。
書いてみようかと数秒思いましたが、たくさんありすぎて・・・。


福島潟自然文化祭イベント内容-水の公園 福島潟 公式サイト-新潟県新潟市


少し変わったところでは、茹でたオニビシ(鬼菱)の販売があります。
栗とクワイが混ざった?ような味でおつまみにいけます!
実際に潟に出て、木舟に乗って「ヒシ取り体験(持ち帰り可)」をしていただくイベントもあります(乗船料込みで100円)。

 


nobara ハーブ工房さんによる、「ハーブティー試飲会」も行われます。

実際にハーブのブレンドをされているNobaraさんから直接お話を聞けるチャンスです。会場は1階のビューショップです。

明日は晴れそうですね!ぜひ遊びにいらしてください。

福島潟へ秋散歩

最盛期には九百を超える花をつけていた福島潟のオニバスもそろそろ終わりに近づいています。花に顔を近づけると、ココナッツと桃を合わせたような、甘い香りがします。

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9月12日にリニューアルオープンした、「雁晴れ舎」(福島潟鳥獣保護区管理棟/鳥類観察ステーション)です。今朝はここで持参したパンをいただきました。静かで穏やかな秋の朝です。

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二階には、スコープが備え付けてありますので手ぶらで行っても野鳥観察を楽しめます。この日は「二羽のカワセミ」を見つけた方がいて、他の来訪者の方々と順番にスコープを覗かせていただきました。
*カワセミ ☞ BIRD FAN (日本野鳥の会) | カワセミ

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四季折々いろいろな姿を見せてくれる福島潟ですが、私はこの草ぼうぼうの秋と雪にすっぽりと覆われた真冬の潟が一番好きです。

真夏のスノードーム

「モスクワのおみやげ」とだけ書かれた小包が届きました(お便りなし!)。


福袋みたいにいろんなもの(用途不明なものも・・・)が入っていましたが、その中でもうれしかったのがこれ!赤の広場のスノードーム!
彼女のお姉さんが世界中のスノードームを集めていると言っていた事を思い出しました。

八王子のエカテリーナさん、スパシーバ!

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突然の贈り物

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うらんさんは紙屋さんの看板猫です。
とても人なつこいのですが、ぐいっと手でどかさないと商品が見えません・・・。

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人間二人。猫一匹。犬一匹のお散歩風景。
もっと近くで撮りたかったのですが、おとなしそうな黒柴が「うううう〜」と本気で唸るのです。マダムいわく、「自分より小さいミケを守ろうとしてるのよ。知らない人が自分じゃなくてミケに近づくと警戒するんだわ」ということです。そうっと木陰から一枚いただきました。

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大好きな人との突然の出会い!この後、どんなに私が舞い上がったか!
何をしに松本に来たのかすっかり忘れて、どこまでも、どこまでも走り出したい気持ちになりました。

皆川明の旅のかけら

皆川明の旅のかけら

 
ミナを着て旅に出よう (文春文庫)

ミナを着て旅に出よう (文春文庫)

 

 

チリ・アルゼンチン・メキシコのお話

 

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           キッズ英語クラスで作った紙粘土の動物たちです。
             どれもユニークな作品に仕上がりました。

先日、新潟市内の小学校で「チリ・アルゼンチン・メキシコ」についてお話をさせていただきました。日本に帰国してからもう随分と経つのですが、毎年いくつかの学校からお声がけしていただきありがたい限りです。

事前準備の中には、現地の友人から新しい情報を得ることも含まれています。写真を提供してもらったり、不明な点があれば「現地特派員」として調べてもらうこともあります。私にとっても、友人らと改めて交流できる素晴らしい機会をいただいています。

現地の友人たちも、遠く離れた日本の小学校で「自分たちの国」が授業で取り上げられ、児童や生徒に知ってもらう時間を心から喜んでくれています。




アーサー・ビナードさんのこと

いつの頃だったか。

めくっていた新聞の、ちょうど真ん中辺りに細長い記事があった。中原中也賞を受賞した詩人のことが紹介されていた。詩集のタイトルは、『釣り上げては』(思潮社 2001)。


釣り上げては

父はよく 小さいぼくを連れてきたものだ 
ミシガン州 オーサブル川のほとりの 
この釣り小屋へ。
そして或るとき コーヒーカップも 
ゴムの胴長も 折りたたみ式簡易ベッドもみな 
父の形見となった。 

 

カップというのは いつも欠ける。
古くなったゴムは いくらエポキシで修理しても 
どこからか水が沁み入るようになり、
簡易ベッドのミシミシきしむ音も年々大きく 
寝返りを打てば起こされてしまうほどに。 

 

  ものは少しずつ姿を消し 記憶も 

  いっしょに持ち去られて行くのか。 

 

だが オーサブル川には 
すばしこいのが残る。
新しいナイロン製の胴長をはいて 
ぼくが釣りに出ると 川上でも 
川下でも ちらりと水面に現れて身をひるがえし 
再び潜って 波紋をえがく――  

 

食器棚や押入に しまっておくものじゃない 
記憶は ひんやりした流れの中に立って 
糸を静かに投げ入れ 釣り上げては 
流れの中へまた 放すがいい。

 

釣り上げては

釣り上げては

 

 

「なんとなく」日本語で話していることは、英語にするとその日本語の良さでもある曖昧さが足を引っ張ることがある。わかる、わかる。もどかしいよね、と言うのだけれど、本当のところはわからない。やはりその人にしか分からない感情や思いは、その人に言葉にしてもらうしかない。きっとそれでも充分ではないのだろうけれど。


 ことば使い

「吠えろ」と怒鳴り
「芸になってない」
 と鞭打つ。

 一行の
 輪抜け跳びを
 何回もさせる。

 いくらおとなしく
 馴れているようでもやつらは
 猛獣。

 

英語なんてただのツール(道具)だ、という人は少なからずいるけれど、冗談じゃない。日本語、英語、言語が何であろうが、全ての言葉は猛獣という生き物だ。

 

ある日、『焼かれた魚 TheGrilledFish』(小熊 秀雄 / 文・アーサー・ビナード / 英訳)というタイトルの絵本を夫が買ってきた。あなたの好きなビナードさん訳のどうしようもなく救われない魚の美しくてやるせない本だよ、と言う。

 

そのどうしようもない気持ちにさせられる本に、ビナードさんが出会ったのは、通っていた日本語学校の教室だったそうだ。教材として使用されていた『焼かれた魚』に、ビナードさん自身も衝撃を受ける、そして自分がこの本を翻訳したいと強く願った。

 

焼かれた魚―The Grilled Fish

焼かれた魚―The Grilled Fish

 

そのビナードさんが、ある月曜日の朝、福島潟へやってきた。

みんな一緒に潟舟に乗って、たわいのない話をした。
潟端で暮らす潟先案内人・Hさんの「テネシー州はどこにあるのかね?」の突然の質問にみんなで笑った。Hさんはそんな私たちのことはお構いなしにくるくるとワルツを踊った。ビナードさんはとてもよろこんで、とてもチャーミングに、うれしそうにわらった。

ああ、いい時間だな。

声をかけてくれたAさん、ありがとう。
こんな一日もあるものだ。

 

 

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