母が住んでいた実家が現在空き家になっています。
換気や郵便物の確認のために、妹、姪、夫が時々見に行ってくれています。
室内のあちらこちらに、母が大事にしていた箪笥や着物があり、どう処分するか悩みます。私ができる活用の仕方は、いくつかを製本するときの表紙として使おうか考えているぐらいですが、あの世の母は喜ばないだろうなあ。そんな勿体無いことをして!と怒り狂う気がします。
私が動かないと何も進まないのに、実際には何も進んでおらず、頭の中で考えているだけ。
そんなへなちょこな私に喝を入れるべく、空き家の売買や権利について専門家に無料で相談できる「新潟市 空き家相談会」に行ってきました。夫にも同席してもらい、心強かったです。二人一組で来られている方が多かったような。誰か付いてきてくれる人がいると安心かもしれません。
きっとどの都道府県にもこう言った窓口はあると思います。
会場には予定されていた「売買や権利などの専門家」だけでなく、新潟市の職員や弁護士など、合計6人の専門家が揃っていました。これだけの人数に対応してもらうのはかなり緊張(何もわからなすぎて申し訳ない)しました。
実家の住所は事前に伝えてあったので、専門家たちは外観写真や資料を用意していました。このあたりはさすがですね。自由に質問できる形式だったのですが、まず言葉が出てこない。一呼吸おいて、まずは空き家になっている実家について、どうすればよいか相談しました。
建物ごと売るのか、更地にするのか、賃貸にするのか決めかねていると話すと、弁護士から「その前に、相続登記は済んでいるのか」という確認がありました。現時点では母名義の不動産なので、空き家をどうこうというよりも まずは相続登記をすることが必要だと教えられました。それはそうだ!
これまで手付かずだった相続登記についてもアドバイスをもらい、少し気持ちが落ち着きました。弁護士のおすすめは「弁護士と司法書士に頼る」プランでしたが、ここまできたら自分で調べて手続きをしたい気持ちになります。でもできるのだろうか?
相当大変ですよ、と彼は言っていたなあ。
せめて まだまだ続きそうな実家じまいの過程を記録していきたいと思います。
母が亡くなる直前に購入した本。買ってはみたものの怖くて読めなかった。
最近ようやく書棚から取り出して読みはじめたところです。いろいろ後悔しては凹み、仕方ないよと思っては立ち上がる自分がいます。この堂々巡りはいつまで続くのかな😌
親を見送る喪のしごと | 横森 理香 |本 | 通販 | Amazon