会期は明日まで、という日の朝。ヒンメリスト・Eija Koskiさんのヒンメリ作品展「フィンランドの祈り」を見るために裏磐梯高原ホテルへ。
美しい麦!
角の始末の仕方、糸の巡らせ方・・・細かな仕上げの一つ一つが気になります。
ぐるぐるぐるぐる会場内を歩きまわります。他には誰もいらっしゃらなかったのでじっくりとスケッチもさせていただきました。
光の当たり方で柔らかくも硬くも見える麦。
エイヤ・コスキさんは、小さい頃から祖母や叔母が作るヒンメリを見て育ち、「ヒンメリが回転するごとに幸せが降り注ぐと教えられ、その美しさに魅了された」そうです。
出典:「エイヤ・コスキ フィンランドの祈り」パンフレット/ギャラリーエークワッド主催
小さな子どもだったエイヤさんの心に、祖母や叔母が作り出す不思議な美しさを持つヒンメリ、そして彼女たちの口から紡ぎ出される言葉はしっかりと刻まれました。そして25年以上、彼女はヒンメリを作り続けています。
現在は、世界中の(もちろん日本の私たちにも!)ヒンメリを作る人たち、これから作ってみたいと思っている人たちに向けてSNSや書籍などで情報やアイディアを発信されています。
ヒンメリに対する気持ちと同じくらい、私はそういう彼女の人生の歩み方にも魅力を感じます。
ラプアン カンクリのHPでエイヤ・コスキさんが特集されています。